金縛りとは何?原因&未然に防ぐ方法!+なった後の脱出方法まとめ

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金縛りイメージ

金縛りとは、意識がハッキリしているにも関わらず体が動かない状態の事をいいます。
ただしこれは、よく言われる霊的な力によって起こるオカルト的なものではなく、科学的・医学的には「睡眠麻痺」と言われる睡眠障害の一種です。

また金縛り時に、幽霊や怪物などの奇妙なものが見える事がありますが、これは「睡眠時幻覚」という症状が併発して起こる、同じく睡眠障害の一種です。

 

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金縛りはいつ、どのような時に起こるか

そもそも、金縛りはいつ、どのような条件で起こるものなのでしょうか?

いつ起こるか

まずはいつ起こるかですが、それは、覚醒から直接レム睡眠に入る「入眠時レム睡眠」という睡眠時に起こります

 

通常、睡眠は以下のようにノンレム睡眠とレム睡眠を繰返します。

レム睡眠とノンレム睡眠のグラフ

就寝後、次第により深いノンレム睡眠(脳の睡眠)に入っていき、その後また浅いノンレム睡眠を経由してレム睡眠(身体の睡眠=この時に夢を見る)に入り、以降その繰返しを行なうのが一般的な睡眠です。

 

しかし、特殊な状況(後に説明)で睡眠に突入すると、はじめに現れるべきノンレム睡眠が省かれ、いきなりレム睡眠に入ってしまいます。
これが、入眠時レム睡眠です。

 

そしてこの眠時レム睡眠の場合、脳波等の解析から事実証明されているのですが、通常のレム睡眠と比較して脳の活動状態が覚醒時にかなり近い特殊な状態になっています。

つまり、通常のレム睡眠ならば夢を見ている状態なので、夢の中で身体を動かす事ができるのですが、この特殊なレム睡眠の場合、夢世界はなく、筋肉が完全に弛緩し、身体が休息状態になっている現実世界の方の体を動かす命令を出そうとする為に、この金縛り状態が発生すると考えられます。

また、ほとんどの場合に金縛りは睡眠に入った直前の状態の記憶をもとに形成されるのも、覚醒時に近い特殊な脳の状態が、非現実的な夢への移行段階にまだ入っていない為と考えられます。

 

よって、金縛りは、非常に現実的な夢を見ている状態で、かつ、身体を動かす命令は身動きの取れない現実の身体へと出ている状態と言えます。

 

どのような時に起こるか

それでは、この入眠時レム睡眠がどのような時に起こりやすいのでしょうか。
それは、以下のような場合です。

睡眠時間の乱れ

徹夜明けでの睡眠や、休みで10時間以上寝てしまった日の睡眠、長時間昼寝をしてしまったなど、通常の睡眠サイクルに乱れが生じた、または常に乱れていると、レム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルをうまく実施できなくなる事があり、金縛りの原因となってしまいます。

過剰な疲れ、またはストレス

過剰な疲れとストレスは、脳のオーバーヒートを触発し、これも睡眠のサイクルを狂わす原因となり、同様に金縛りの原因となります。

就寝前に眠りを妨げる行為をする

カフェインやお酒等の、正しい睡眠を妨げるものを口にしたり、パソコンやスマホ等の一定以上の光(特にブルー波)を放つものを見たり、深く考え事をしたりする行為も、同様に金縛りの原因となります。

眠る環境が整っていない

締め付けがあるような私服のまま寝たり、暑すぎたり寒すぎたり、明るすぎたり、枕等の寝具があっていなかったり、そもそも安眠の為の環境が整っていない場合も原因となります。

10代~20代の若者

年を重ねれば重ねる程金縛りの頻度は落ちます。
これは歳を重ねると、浅い眠りが増え、睡眠の質が落ちることによって、目覚めやすくなっているからかと思われます。
逆を言えば、若い頃は金縛りになりやすい、ということです。

 

 

金縛りにあわない為の方法

これは、上記の「どのような時に起こるか」の始めの5つを改善する事に尽きます。
ただ、それプラス以下をする事で多少効果を発揮するでしょう。

リラックスする

落ち着ける音楽をかけながら寝る。または、アロマやお香などの香りでリラックスする。添い寝してもらう。などなど、自分が落ち着ける環境を作る事で安定した睡眠リズムを取り戻すことが可能です。

横向きに寝る

よく「仰向けで寝ると金縛りにあいやすい」という事を聞きますが、これは半分正解で半分不正解です。
実際は、横向き等の、身体のどこかに力がかかった状態で寝ると、レム睡眠時に起こる筋肉弛緩によって、その体勢が崩れる事でレム睡眠が終わるきっかけになるからです。
つまり、椅子に座った状態などで眠れば金縛りに会う確率はかなり減ることになります。

 

 

金縛りになった後の脱出方法

そして最後に、金縛りにあった際にうまくその状況を回避する手段を記して終わりにしたいと思います。

その一番の方法は、金縛りは「夢」だということをしっかりと認識する事です!

もう1度言います。
金縛りは「夢」です!
これは確実です。

なので、自分のイメージが再現されます。
怖いことを想像すれば、怖い思いをします

実は、この金縛りという現象は、夢の中だということを認識し、夢を自由に操ることのできる明晰夢への入り口でもあるんです!

金縛りによく会う人は、この明晰夢を見る素質があります。
なので、まずは以下をイメージして金縛りをサクッと回避しましょう。

  1. 浮くイメージを強くもって幽体離脱する
  2. 沈むイメージを強くもって階下や地下に避難
  3. 目をつぶって他の場所をイメージしてワープ

上記ができるようになれば、いつの間にか金縛りはとけています。
そして、これができるようになれば、金縛りから、楽しい明晰夢の世界へ突入することもできるようになりますよ。

 

それと、上記がどうしてもできないという人は、無心になってそのまま寝る事をおすすめします。
また、どうしても幽霊等の怖い想像をしてしまって、その現象を体験してしまうという人は、死に別れた肉親やペットを想像しましょう。
悪霊的なものが現れても、必ず助けてくれますよ。

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