どんな時に、なぜ眠気を感じるのか?良い睡眠をとる為に知るべき2つの事

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眠気を感じる時

質の良い睡眠をとるためには、まず、「どのような状況で、なぜ、眠気が押し寄せるのか」を知る必要があります。
これを知らないで、質の良い睡眠をとる為の手段を探すのは非常に難しいでしょう。

実は、私達が眠気を感じる主な要因は大きく分けて以下2つなんです。

 

  1. 脳が疲れた時
  2. 体内時計が夜の時間帯と認識した時

 

ではそれぞれ、どういう事なのかを説明していきます。

 

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脳が疲れた時

目覚めている時、人は必ず脳を使います。
その際、使われるエネルギー量は、実に全体の20%にも及びます。

体重のおよそ2%程の脳にその負担が蓄積されるわけですが、この蓄積された負担をリセットする役割(睡眠恒常性維持機構)を担うのが睡眠というわけです。

そして、その負担の蓄積具合のパラメータともなるのが、眠気を引き起こす作用のある「睡眠物質」です。
この睡眠物質には、プロスタグランジンD2やアデノシン等があり、 脳の疲れに応じて発生します。そしてその発生量に応じて、睡眠への欲求や睡眠時の深さ・長さが調整されるのです。

 

体内時計が夜の時間帯と認識した時

体内時計とは、1日の全身の活動と睡眠のリズムを調整する為の機関です。
心臓、肝臓、肺、筋肉などの様々な部位が、その調整に携わっていますが、その中心的な部位は脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」にあります。

この体内時計が、朝から昼にかけて、体温や血圧、脈拍を高めて活動時の効率を上げ、夕方から夜にかけてはそれらを徐々に下げていき、睡眠の準備をします。

また、この体内時計を24時間周期で規則正しく刻むためには、「同調因子」と呼ばれる刺激によって日々調整する必要があります
同調因子には、食事、仕事、運動などの刺激がありますが、その中でも一番影響のある重要な刺激は「光」によるものです。
それは、起床後、強い光が目に入った時に体内時計はリセットされる、という性質があるからです。

つまり、このリセットを行なう事により体内時計は活動を始め、その他の刺激を受けて睡眠への準備をすることとなるので、この光を目に入れるという刺激を規則正しく行なう事が、規則正しい睡眠をとることへの重要条件になる、というわけです。

 

いかがでしたでしょうか。

眠気を感じる主な要因を知れば、逆に、眠気を誘発させる要因も分かってくると思います。
つまり、質の良い睡眠を得る為には、この事を知ることが非常に重要であるということもお分かりいただけたかと思います。

では、次回以降は、これらを踏まえ、より良い睡眠をとるためにはどのようにしていけば良いかの具体的施策を見ていきましょう。

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