私は幼い頃から見えないものが見えたり、金縛りにも月に一度は必ず起こるくらいに悩まされていました。
一番の金縛りのピークだったのは20代前半の時であり、金縛りにあわない日が珍しいくらいで、そのような時が二年近く続いていました。
疲れからの金縛りと霊的な金縛りの違い
体が疲れているときに金縛りになることが多いと言われていますが、私の場合、大半が霊的なものであると思います。
以下、私の経験則からくる、疲れによる金縛りと霊的な金縛りの違いです。
寝ているときに頭痛と共に目が覚めたときになる金縛りは疲れから来る金縛りだと思います(特に霊的な現象も起こらない)。
しかし、もう一方。霊的な金縛りは、何かに見られている、怖いという思いで目が覚めて、体が動かなくなり、足元がズンと重くなってしまいます。
絶対に足元を見てはいけないという気持ちはあるのですが、目を閉じようとしても視線が足元に持っていかれそうになってしまいます。
金縛りにあっているときには息が苦しくなり、肺を強く圧迫しているような感覚になり、全身に力が入っていますので、金縛りが解けたときにはずっと力が入っているため、反動でガバッと起き上がってしまいます。
寒い時期でも冷や汗が流れているのに、腕は両方鳥肌がたっているのです。
霊的なことが要因で金縛りにあっているときには、耳に息を吹きかけられるような風を感じたり、お腹に誰かが乗っているような感じがしたり、ペットなんているはずのないのに、犬が駆け寄ってきて私の頬を舐めたりというような不思議な現象を体験することも少なくはありませんでした。
足元や枕元に誰かが立っているということもよくありました。
金縛りからの脱却
誰に話しても夢だったとあまり真剣に取り合ってはくれずに、二年ほど夜は眠ることができない、昼間に寝ようとしても昼でも金縛りにあうこともあり、私にとっては寝ることが恐怖でしかなくなりました。
次第に体調も悪くなっていったため、お祓いをしてくれるお寺がないかと探して、お祓いをしてもらいにいきました。
毎日金縛りにあって辛いことを話すと、お祓いをしてくれる人はその場でお経を読み、ご先祖さまに感謝をしなさいということだけを言って帰されました。
お祓いをしてもらうことができたのだろうかとあまり信用することができない状態のままで、またしても同じ生活が始まると思ったのですが、気がつくと久しぶりに二週間ほど金縛りにかかっておらず、ゆっくりと眠ることができていることに気付き、やはり金縛りは霊的なものであったのだと確信し、ゾッとしました。
体験者:ミューさん(30代後半女性/体験時=20代前半)
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